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執筆者の写真須賀雅子

54「初めて!」

「この歳になって、初めてのことに挑戦できるのは有難いことだよ」

夫のこの言葉に背中を押されて、私!選挙カーのウグイス嬢に挑みました!

(夫からはウグイス婆さんと呼ばれました)

夫婦でマスコミの世界に身を置いてきたので、政治に関しては中立の立場をとってきました。しかし今回、友人のご主人が初出馬することになり、彼の立候補における熱い思いを聞いていたので、応援させて頂くことにしました。

 TBSのアナウンサーとしては数々の経験をしてきましたが、ウグイス嬢の仕事は

マイクを通して伝えるという共通点はあるものの、実に大きな違いがありました。

選挙運動においては、「公職選挙法」を守らなくてはいけません。

第141条3には、「選挙運動のために使用される自動車の上においては選挙運動をすることができない」とあります。

選挙運動が出来ない選挙カーとは何の為にあるのか戸惑いますよね。

これには例外が2つあって、1つ目は「停止した自動車の上において選挙運動のために演説すること」そして2つ目は「自動車の上において選挙運動のための『連呼行為』をすること」つまり、走行中の選挙カーから出来るのは『連呼行為』だけ、同じことを繰り返し言うことしか出来ないのです。

この『連呼行為』は経験が無く、アナウンサーとしては同じ表現を繰り返さないように心を砕いてきましたので、アナウンスメントの根底を覆されるものでした。

 そしてもうひとつの大きな違いは、動きながら言葉を伝えるということです。

テレビでもラジオでも、そしてイベント会場でも、伝え手は同じ場所で相手を意識して話しています。

選挙カーの走行時速は比較的ゆっくりですが、自分の言葉が本当に伝わっているのか、不安な心持ちでした。しかし、マイクをもった以上、心を込めて伝えることに違いは無いはずだと思い、姿は見えなくとも言葉を投げ放つことなく、伝える相手を意識して届けようと心がけました。

 選挙カーの活動は、午前8時から午後8時迄です。

『連呼行為』の日々において、沿道の方々からの支援が心に染み入りました。

手を振りながら「頑張って」と声を掛けて頂けると、心の中に爽やかな風が吹き込まれるようでした。本当に有難いなぁと思える場面に支えて頂きました。

そして今回の経験において深く心に残ったのは、候補者を支える家族の絆でした。家族4世代で生活する素敵なご家族でした。93歳の父親から小学校1年生の孫娘まで実に幅広い世代です。

家族全員が大きく手を振り応援する姿は、私の心のアルバムに収めさせて頂きました。

「何歳になっても初めてのことに挑んでみる」私からのお勧めです!




メッセージ、お待ちしております。 ↓↓↓ masako.suga.salon@gmail.com

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