Nature gives you the face you have at twenty ; it is up to you to merit the face you have at fifty.
Coco Chanel
(20歳の顔は自然の贈り物。50歳の顔は貴方の功績。)
これは世界的ファッションブランドCHANEL(シャネル)の創設者の言葉です。
私がこの言葉を知ったのは、ちょうど50歳の時だったのです。
それまでの私は、「名言」というものは、偉人と呼ばれた人の素晴らしい経験によるものなので、あまり心に響かないと思っていました。
しかし、この「名言」を知った時、目の前にココ・シャネルが現れ、実に毅然とした表情で私に語りかけ、大いに戸惑いました。
若い頃の顔にはシミもシワも無く、肌にみずみずしい張りがあるものですが、それから歳を重ねるごとに、その人の生き様が顔に現れてくる。
そう考えた時、50歳になった私の顔には、それなりの功績が現れているのだろうか。
「50歳になった貴方の顔は如何かしら?」とココ・シャネルに問われている心持ちになりました。
その頃からでしょうか。
巷で目を惹くのは、若い美しいお嬢さんではなく、お年を召しているのに、その方独自の美しさを放っている女性なのです。高価なものを身に付けている訳ではないのに、優しい華やかさ持っている方。そういう方に憧れるようになりました。
ココ・シャネルはフランスの下層階級に生まれ、早くして親を亡くします。
孤児院で育った後に、お針子とキャバレーで生計を立てていました。
その時に出会った将校と交際をして、その援助によってCHANELの前身である帽子専門店を開店させます。
そして、彼女はファッションの開拓者となってゆくのです。
それまでコルセットで締め付けられていた服を快適に着られるものに変え、女性の支持を増やしてゆきました。
彼女が作り出すファッションは、世の女性に勇気を与えたものだったそうです。
私は若い頃から、ブランドに興味がなく、CHANELのものはひとつも持っていません。
ココ・シャネルに申し訳ない気持ちではありますが、私は彼女からの素敵な贈り物である「名言」を「心」にまとわせて頂き、大切に歳を重ねてゆきたいと思っています。
メッセージ、お待ちしております。
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